IEのインターネットオプションのプロキシ設定はWebブラウザでインターネットを利用する時に利用されます。
しかし、Windows Update等、システムが利用するプロキシ設定はWinHTTPという設定を利用します。
WinHTTPはGUIでは設定出来ないため、netshコマンドで設定します。
今回はWinHTTPの設定方法を紹介します。
1.現在の設定の確認
現在のWinHTTPの設定を確認するコマンドです。
下記の結果例はプロキシが何も設定されていない状態です。
netsh winhttp show proxy
![](https://lig-log.com/wp-content/uploads/2021/01/configure-winhttp-proxy-01.png)
2.プロキシ設定
プロキシサーバーのIPまたはFQDNとポート番号を指定して設定するコマンドです。
除外するIPやドメインも指定することが出来ます。
netsh winhttp set proxy <IP or FQDN>:<ポート番号> “<除外IP or ドメイン>”
![](https://lig-log.com/wp-content/uploads/2021/01/configure-winhttp-proxy-02.png)
3.IE設定のインポート
IEのインターネットオプションで設定されている内容をWinHTTPにインポートするコマンドです。
IEと同じ内容を設定したい場合に便利です。
netsh winhttp import proxy source=ie
![](https://lig-log.com/wp-content/uploads/2021/01/configure-winhttp-proxy-03.png)
4.設定のリセット
WinHTTPの設定をリセットするコマンドです。
netsh winhttp reset proxy
![](https://lig-log.com/wp-content/uploads/2021/01/configure-winhttp-proxy-04.png)
(参考)WinHTTPのレジストリ値
WinHTTPのレジストリは下記に格納されます。
- レジストリパス:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\Connections
- 値:WinHttpSettings
- 種類:Binary
![](https://lig-log.com/wp-content/uploads/2021/01/configure-winhttp-proxy-05-1024x531.png)
WinHTTPの設定方法については以上です。
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