Azureのサブスクリプションを持っているとIaaSやPaaS、ネットワークなど様々なサービスを利用出来ます。
その中でも多く利用されるのが Virtual Machine (VM)です。
AzureのVMでは下記のOSなど、様々なVMを構築出来ます。
- Windows 10
- Windows Server
- Red Hat Enterprise Linux
- CentOS
- Ubuntu
今回はWindows 10のVM作成手順を紹介します。
仮想マシンの作成
1.Azureポータルへログインします。
2.検索欄に「Virtual」と入力し、「Virtual Machines」をクリックします。
3.「作成」-「仮想マシン」をクリックします。
4.下記の通り設定し、「次:ディスク」をクリックします。
項目 | 値 |
---|---|
仮想マシン名 | 任意の値を指定 |
地域 | (Asia Pacific)東日本 |
可用性オプション | インフラストラクチャ冗長は必要ありません |
イメージ | Windows 10 Pro, Version 20H2 – Gen1 |
Azureスポットインスタンス | □ ※有効にすると割引価格で未使用の Azure 容量が提供される |
管理者アカウント | VMのローカル管理者アカウント ※パスワードは12文字以上 |
パブリック受信ポート | 選択したポートを許可する ※公開しない場合は「なし」に設定 |
受信ポートを選択 | RDP(3389) |
ライセンス | ■ |
5.下記の通り設定し、「次:ネットワーク」をクリックします。
項目 | 値 |
---|---|
OSディスクの種類 | Premium SSD (ローカル冗長ストレージ) |
暗号化の種類 | (既定)プラットフォームマネージドキーを使用した保存時の暗号化 |
データディスク | 無し |
マネージドディスクを使用 | ■ |
エフェメラルOSディスク | □ ※VMのストレージに作成され、リモートAzure Storageには保持されないため、停止しないVMでのみ利用します |
6.下記の通り設定し、「次:管理」をクリックします。
項目 | 値 |
---|---|
仮想ネットワーク | (新規) |
サブネット | (新規) |
パブリックIP | (新規) |
NICネットワークセキュリティグループ | Basic ※管理を簡素化するには、VMのNICではなくサブネットにNSGを関連付けることをお勧めします |
パブリック受信ポート | ※「基本」と連動してます |
負荷分散 | □ |
7.下記の通り設定し、「次:詳細」をクリックします。
項目 | 値 |
---|---|
ブート診断 | マネージドストレージアカウントで有効にする(推奨) |
OSのゲスト診断を有効にする | □ ※VMのメトリックを 1 分ごとに取得し、アラートを作成したり、アプリ情報を把握したりします。(要ストレージアカウント) |
システム割り当てマネージドID | ■ ※Azure ADでログインする場合は必須 |
Azure ADでログインする | ■ |
自動シャットダウンを有効にする | □ |
ホットパッチを有効にする | □ |
パッチオーケストレーションオプション | OSによる自動処理 (Windows の自動更新) |
8.下記の通り設定し、「次:タグ」をクリックします。
項目 | 値 |
---|---|
拡張機能 | 無し ※構成管理やウイルス対策保護などを追加できます。 |
カスタムデータ | 無し ※プロビジョニング時にスクリプトまたはメタデータをVMに挿入できます。 |
ユーザーデータの有効化 | □ ※プロビジョニング時にスクリプトまたはメタデータをVMに挿入できます。プロビジョニング後に Azure Instance Metadata Service (IMDS) からユーザー データにアクセスできます。 |
ホストグループ | 無し ※物理サーバーを専有して使うことができます。 |
近接配置グループ | 無し ※同じDCに設置し、物理的にVM間の距離を短くすることで、VM間の通信速度が向上します。 |
VMの世代 | Gen2 |
9.任意のタグを設定し、「次:確認および作成」をクリックします。
10.「作成」をクリックします。
11.「デプロイが完了しました」と表示されることを確認します。
Azure上でWindows 10のVM作成については以上です。
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