ADのFSMOの1つに、「スキーママスター」と呼ばれるものがあります。
スキーママスター以外はGUIの管理ツールからドメインコントローラを変更出来ますが、スキーママスターだけは既定で管理ツールが有効化されていません。
※「mmc」の「スナップインの追加と削除」画面では、既定ではスキーマ管理ツールが表示されません。
![](https://lig-log.com/wp-content/uploads/2020/04/enable-schema-management-tools-01.png)
FSMOの変更はコマンドでも可能ですが、今回はGUIでスキーママスターを変更したい方に向けて、スキーマ管理ツール有効化の方法を紹介します。
スキーマ管理ツールの有効化
1.PowerShellで下記のコマンドを実行し、スキーマ管理ツールの有効化が成功することを確認します。
regsvr32.exe schmmgmt.dll
![](https://lig-log.com/wp-content/uploads/2020/04/enable-schema-management-tools-02.png)
2.「mmc」の「スナップインの追加と削除」で、「Active Directory スキーマ」が表示されることを確認します。
![](https://lig-log.com/wp-content/uploads/2020/04/enable-schema-management-tools-03.png)
3.「Active Directory スキーマ」を右クリックし、「操作マスター」をクリックします。
![](https://lig-log.com/wp-content/uploads/2020/04/enable-schema-management-tools-04-1024x825.png)
4.「スキーママスターの変更」画面が表示されるので、これでGUIでスキーママスターを変更出来ます。
![](https://lig-log.com/wp-content/uploads/2020/04/enable-schema-management-tools-05.png)
スキーマ管理ツールの有効化は以上です。
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